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タバコは百害あって一利なし。
健康のためにも、禁煙してくれてポンドによかったと思う。 金銭管理は共同生活するうえでの基本中の基本。さて改めて小遣い制度を見直してみよう。

 基本金額を決めても臨機応変さを忘れずにわが家は毎月一定額の小遣い制度にしているものの、臨機応変な対応をしている。
ある程度の年齢になると職場でのつきあいや、後輩におごる機会も増えてくる。 そんな時に「金がないから」と彼にいわせてしまうのは、彼はおろか妻である私までが恥をかく。 それをきいた人は私のことを「大の男に『金がない』といわせる、ごうつくばりの年上妻」と思うに違いない。 それを避けるためにも、彼には家計用のキャッシュカードと、クレジットカードを常時携帯させている。
通帳を私が管理しているせいかめったに使うことはないが、「キャッシュカードを持っている」という安心感は大きいはずだ。

 節約精神は大いにけっこうだが、ケチになっては困る。
人間、抑制ばかり強いられると考え方も卑屈になるし、ものごとを考えるスケールまで小さくなる。 そうならないためにも、ある程度の自由さを彼に与えてあげることも大切だ。

女が家計の管理をしているかぎり男は散財しない。 小遣い制度にしたからと、ギチギチに締めてしまうのではなく、「足りなかったらあげるわよ」くらいのいい加減さが年下男には心地よいようだ。
 金銭管理能力をつけようと躍起になり、彼をケチ男にしてしまっては意味がない。 この辺のさじ加減は、年上女の腕のみせどころでもある。
 私は彼が小遣いをどう使っているのかいっさい関知しない。 もともと彼がハサミ1本で稼いだ金だし、どう使おうが本人の自由だからだ。

 彼は結婚前から開設していた旧姓(注‥彼は結婚して私の姓になっている)の個人口座で小遣いを管理している。 通帳のありかをきいたことがなければ、残金がいくらあるのかも知らないし、なにより興味がない。
だが世の中には、夫の小遣いの使途をバッチリ調べ上げる妻もいるのだ。  キティラーのKは夫に小遣い帳をつけさせ、それを徹底的にチェックしているが、これはどうかと思う。
レシートを提出させ、収支があわないと烈火のごとく責め立てる。 それをきいて「あんたは税務署か」というセリフが喉元まで出かけた。
それでなくても汗水たらして働いた給料を彼から吸い上げているのに、小遣いの使い逮までがんじがらめにしては息がつまってしまう。

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